演劇ユニット経済とHは、佐藤治彦を主宰として演劇をやりたい人たちが集まって2005年冬に立ち上げたユニットです。現在はメンバー20名前後。制作を中心にする方が2人です。さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが共同体の中で演劇公演を行って参ります。多くのものは独自に演劇活動を既におこなっていたり有名劇団の所属であったりです。そういったさまざまなフィールドを持つ俳優たちが新たな表現の場として活動を始めたのです。
2006年8月 平田オリザ作 アン山田(ブラジル)演出「北限の猿」で旗揚げ。606名の動員。おかげさまで話題作となり、多くの方にみていただきました。お客様にも出演者にも見て良かった、やって良かったと思われる公演となりました。興行的にもまずまずの成功を収めたのです。第2回公演は、コンドルズや宇宙レコードの小林顕作作演出。ONEOR8の田村孝裕の新作を日本を代表する新劇の著名な演出家による上演、鈴江俊郎氏による新作、演出の上演が決定。他に数本の企画が既に動き始めている。そのラインナップはまるで夢のような作品群です。第2回公演からは、経済とHの趣旨に賛同してくれた王子小劇場と長期の提携関係を深めていきたいと考えています。大きな公演だけでなく、メンバーの力量をあげるために朗読イベント「お話の部屋」なども積極的に開催していきます。
この集団は演劇を演じるものが集まりました。作家が自分のやりたい演劇を上演する場として始めたのではありません。また、作家中心の従来の劇団活動において固定化された作家と演出家による俳優への弊害もときにあると感じております。演劇といってもさまざまなタイプの演劇があり、作家や演出家の個性もそれぞれです。さまざななタイプの演劇公演を俳優が経験することにより、その資質と可能性を広げることが大きな目標です。また、将来は佐藤治彦が作演出をすることもあると思いますが、基本的には、異なった才能の演出家と作家に作品などを依頼することにより、メンバーがさまざまな演劇の現場を踏んでいければと考えております。俳優としての魅力を高めることによって、できるだけ早く、メンバーが演劇などで生計を立てていけるようになれるといいなと思っています。
具体的な活動としては、演劇公演やイベント 公演準備期間以外は月に1〜2回の勉強会開催。自主練習に加えて、講師を招聘しトレーニングします。さまざまな有名劇団の主宰や、日本を代表する様な著名な演劇人などを招聘します。?演劇で食べていくための戦略と行動。一人一人が演劇で食べていくようにするためにはどうすればいいのか。単に演技技術を磨くだけでも、有力な知り合いを作っても、事務所に入ってもダメな様です。どうすればいいのかを考え実行していきます。すでに若く将来性のある役者や、すでに実力のある俳優が属してくれています。
演劇は僕らだけではできません。多くの方のお力を借りて初めてできることだと思っています。どうか、歩みだした演劇ユニット 経済とH へのお力添え、御支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2005年12月 (2006年9月 最新情報で書き直し)


ロゴ作成 松尾貴史